2015年 3月27日 / お知らせ

　医療法人社団高邦会　在宅医療・介護事業部では、これから必要とされる「医療と介護の連携」のために、連携の要である地域のケアマネジャーのみなさんに医療、介護の知識を深めていただこうと「在宅医療・介護セミナー」を開催しています。

　３月１３日（金）、その３回目となる「介護報酬改定に伴う通所リハ・通所介護・訪問リハ～生活行為向上リハビリテーションってなに？～」を柳川リハビリテーション病院７階研修室で開催。地域の介護事業所から、ケアマネジャー約80名が参加されました。

　講師は、高邦会の室岡真弘リハビリテーション部副部長兼在宅医療・介護事業部副部長。平成２７年度の介護報酬改定の基本的な考え方や各サービスの報酬・基準の見直しの方向性、今後に課題について解説し、「活動」と「参加」に焦点を当てた新たな報酬体系の導入や、質の高いリハビリテーションの着実な提供を促すためのリハビリテーションマネジメントの必要性などポイントごとの説明を行いました。

　また、通所リハビリテーション継続利用の理由調査に触れ、ご利用者本人が望むリハビリテーションと事業者側が提供するサービスのギャップを指摘。これからは、機能訓練だけを最終目的としたリハビリテーションサービスのマネジメントだけではなく、ご利用者が「手を動かせるようになったら」「歩けるようになったら」「起き上がれるようになったら」何をしたいのか、本人が望む生活行為を確認した上でのマネジメントが重要であると説明しました。

　参加者からは、「介護報酬改定についての解説が非常に分かりやすく、最新の情報を知ることができた」「今後の方向性や事業所選択の助言のしかたなど、とても勉強になった」という声が。介護報酬改訂に向け、より効果的、効率的なサービス提供のあり方を考えるよい機会ととらえていただいたようです。