ブックタイトルライフアップVOL.80

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概要

ライフアップVOL.80

LIFE UP | 17TOPICS タイのバンコク病院グループの一つでリゾート地パタヤにあるバンコクパタヤ病院の医師や看護師、メディカルスタッフなど100人余りが昨年10月から11月にかけて3度に分かれて来日し、高木病院と福岡山王病院を見学しました。 バンコクパタヤ病院は1990年の開院以来、高度な医療を提供する病院として発展。JCI(国際医療機能評価機関)の認証を受け、3年連続でアジア病院経営協会賞を受賞するなど国際的にも高い評価を得ています。今回は、医療施設や患者サービスの運営を実際に見学する同病院の「リーダーシップキャパシティ向上プログラム」の一環としてこの訪問が実現しました。 高木病院では、がんセンターや循環器部門、救急医療部門を重点的に見学。IMRT装置など、先進医療機器を使った治療の説明に熱心に耳を傾けられました。福岡山王病院では、主に産科やリハビリテーション部門を見学。スタッフの高い医療技術はもちろん、個室や入院食など入院環境の充実ぶりに感心されていました。 訪問の最後には、バンコクパタヤ病院長補佐が「皆さまの多大なるご配慮により、視察が実りあるものになったことに深謝します」とあいさつされ、それぞれの病院長に記念品が贈られました。 高邦会グループは昨年12月4日、国際医療福祉大学大川キャンパスで「第12回九州地区研究発表会」を開催しました。 この研究発表会は、患者さまに安全で良質な医療を提供するために、医療や看護の質を向上させる研究を通してチーム医療を推進し、職場環境や経営の改善策を研究することにより働きがいのある風通しのよい職場を目指すことを大きな目的として開催しています。 今回は、早渕尚文学術委員長(高邦会放射線治療センター長)を実行委員長に、グループの各施設から207人が参加。19人の演者が、「ストレスと退社時間の関係」「退院支援アセスメントシートの活用」「感染性胃腸炎予防のための看護師の意識統一と家族指導」「緊急避難時の透析離脱方法の検討」「タグ運用での物品管理の取り組み」「回想法を取り入れた関わり」など、幅広いテーマで発表しました。 各テーマに対する質疑応答も活発で、それぞれのテーマで深く考察し、1年間の研究の成果を業務に生かしたいという熱意が感じられる1日となりました。職場・職種を超えて研究テーマを共有したことで、QOLの向上やケアの本質を考える機会になり、今後の医療の質の向上につながった事と思います。高木病院での病院説明風景福岡山王病院での記念撮影19人の演者がそれぞれのテーマで発表。質疑応答も盛んに行われました~第12回九州地区研究発表会を開催しました~~高木病院、福岡山王病院に   バンコクパタヤ病院から視察団が来訪~