ライフアップVOL.77

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概要:
ライフアップVOL.77

LIFE UP|3高木病院は、急性疾患や慢性疾患の急性増悪などで緊急・重症な状態にある患者さまに対して、入院・手術・検査など高度で専門的な医療を提供する「急性期医療」を中心とした病院です。新棟は、その「急性期」部門を集約し、救急や手術、集中治療、急性期のリハビリテーションなどが効率的に連携することにより、患者さまの早期回復・社会復帰を支援するための施設です。以前は、救急搬入された患者さまが緊急手術を要する場合、新館1階から棟を超えて本館の4階まで移動しなければなりませんでした。新棟では、救急外来から真上、2階に手術室があり、寝台用の大型エレベーターで速やかに搬送することが可能です。また、術後もICUや病室へ上下移動のみのため、遠くの病棟まで移動する必要がなくなります。新棟の1階フロアは、その全てが救急および夜間・休日診療のためのスペースとなっています。夜間・休日診察室、薬剤室、放射線室、外来・救急それぞれの広々とした処置室のほか、循環器系救急疾患用のカテーテル室も整備。本館の320列CTに加え、新棟1Fにも救急用の64列マルチスライスCTを配置し、必要な検査や処置のほとんどがこのフロアで対応可能となりました。約1 , 000m2の広大な手術フロアには、従来の6室から増室・拡張し、大小8室の手術室を備えています。中でも最も広い部屋は、100m2と国内最大級の広さを誇ります。この部屋は、日本ではまだ数少ない施設にしか導入されていない手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の導入に向けて作られたもの。今後導入に向けて準備を進め、内視鏡下手術の更なるレベルアップを図ります。また、隣室との間にある窓から、手術の様子を見学することもできます。そのほか、クラス100のバイオクリーンルームなども備えています。A棟(旧本館)4階から新棟3階へ移る新ICU(集中治療室)は、2室の個室を含め、約450m2の広大なスペースに最新の設備を備えています。許可病床数は6床のままですが、今後の受け入れ数の増加を見据え、最大で12床まで受け入れられます。また、5階の脳神経外科病棟フロアに4床の脳神経外科専用HCU(ハイケアユニット)を新設することで、より専門性の高い集中治療が実現します。急性期部門を集約救急外来を拡充集中治療を強化国内最大級の手術室を備えた手術フロア3F ICU1F救急処置室国内最大級の広さを誇る手術室夜間・休日診察室