ライフアップVOL.75

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ライフアップVOL.75

柳川リハビリテーション病院だより柳川リハビリテーション病院は、福岡県初の民間リハビリ病院として、県南地区のリハビリ医療の中核を担ってきた実績のある病院です。「高齢化も進み、認知症や高次脳機能障害に対する専門病院の数も限られている中、当院は他の病院とは一味違う、神経難病とリハビリ中心の専門病院として地域に根差した病院作りに取り組んできました」と語る重森稔病院長。当院は、365日リハビリテーションをはじめとした患者さま本位の医療を実践し、それぞれの患者さまにとってQOL(生活の質)を少しでも改善できるような治療と精神的なケアで、患者さまが安心して社会復帰できるような取り組みを行っています。医師だけでなく、看護師、リハビリ・介護部門のスタッフと連携したチーム医療と、地域の医療機関や在宅サービス事業者との連携を図り地域医療の発展に貢献しています。一日も早い復帰・自立を目指して急性期の治療を終え、状態が安定された患者さまに対し、早期自立を目的に、より集中的なリハビリテーションを行うことを回復期リハビリテーションといいます。状態管理に留意しつつ、機能回復や能力向上を目指して、一日でも早く自宅復帰ができるように、日常生活の練習を積極的に行っています。このように回復期のリハビリテーションを積極的に行う病棟を、「回復期リハビリテーション病棟」といいます。一人ひとりに合わせたチーム支援当院では、西日本屈指の広々とした訓練室で回復期リハビリテーション病棟を中心とした入院患者さまに対して、充実したリハビリテーションを365日できる体制を整えています。現在、当院には理学療法士(PT)44名、作業療法士(OT)34名、言語聴覚士(ST)19名が在籍しており、患者さまの一日でも早い心身機能や生活能力回復のお手伝いができるように日々努力をしています。また回復期リハビリテーション病棟には、広い訓練室に専従の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を配置し、機能回復練習だけでなく、看護師や介護士と連携した、移動・更衣・食事・排泄・整容・入浴などさまざまな日常生活の中で練習を行って、患者さまの早期の自立を目指しています。充実した回復期病棟の365日リハビリテーションより良いサービスの提供入院患者さまに対して、医師を中心とした医療スタッフが連携し、定期的にリハビリテーションの回診やカンファレンスを行っています。また自宅復帰をされる患者さまには、外出訓練や家屋調査等を行い、問題点の把握や住宅改修のアドバイスを行っていますそ。して退院時には介護保険の利用が必要な患者さまには、ケアマネジャーと相談をしながら、通所リハビリテーションや訪問リハビリテーション、訪問看護の紹介を行うなど、当グループ内外の在宅医療・介護事業部門との連携を図ることで、生活期のリハビリテーションの支援をしています。柳川リハビリテーション病院病院長重しげ森もり稔みのる運動機能の回復支援(PT)「ことば」や「飲みこみ」の機能回復を支援(ST)退院後の日常生活復帰の支援(OT)1階には広さ1230m3の広い訓練室TOPICS健康講座「いつまでもおいしく食べるために飲み込みのリハビリテーション」と題し「嚥えん下げ障害」について、当院中原啓介・言語療法室室長が7月8日(月)に講演。約130名の来場者が熱心に耳を傾けました。10|LIFE UP